雪庇落とし
今日は雪庇落としをしてきました。
雪国の人じゃない人は分からないかもしれないので、雪庇落としについて一応説明しておきます。屋根に積もった雪が、屋根の外側まで張り出したものを雪庇といいます。それを落とす作業を雪庇落としといいまして、屋根の雪下ろしの一種です。
わが町は日本有数の豪雪地帯でその分雪質も良く、海外からのお客さんも近年どんどん増えています。スキー場の側のペンション街などとても日本とは思えない程の外国人率で、異国に迷い込んだ錯覚さえ覚えるほどです。だから外国人との接触も多くなり、先日のように切実に英語を習得したいと思うような事態も増えて来ているわけです。
で、豪雪地帯なもので例年雪かき雪降ろしの回数も半端じゃないわけですが、今年は例年以上に雪が降りまして、さすがの雪猛者どもも悲鳴をあげています。今回は私の職場の施設の雪庇がお隣の方の車の上に張り出していて怖いとの連絡があり、すみやかに雪庇落としに向かいました。
私は高いところが苦手なんですよね。だからこの作業がどうしても苦手で、何度やっても慣れません。熟練者たちは、
「下も雪だし落ちてもしなないから」(はっはっはー)
とか言うわけですが、死ななくても落ち方によっては怪我もしますし毎年死者だってでます。まあ死者は大体一人でやってて埋もれちゃってというケースが多いので、今回は当てはまりませんが怖いものは怖いんです。
まず、屋根に登って梯子周辺の雪を落として足場をつくり、そこから掘って屋根のへりを見つけます。屋根の上の部分と宙に浮いてる部分の境界線を見極めるわけです。この時が一番怖いです。どこまでが屋根でどこから宙なのか上からじゃ分からないので、下から見てもらい声をかけてもらって作業しますが、すごいへっぴり腰で作業していてとても人には見せられません。ま、海外からの観光客にみられましたけどね。
日本の男は臆病ねとか思われたかなー。日本男子の名誉の為に、私が極端に臆病なんですって伝えたいところですね。疲れるし怖いし早く春が来ないかなー。落ちもなんもない日記ですいません。